モジュール
VirtuaWinでは、外部モジュールをプラグインとして使うことで、機能を追加拡張できます。
ここでは、幾つかのモジュールをピックアップして簡単に説明します。
インストール方法はモジュールによって異なりますが、殆どのものは
- ダウンロードする
- 解凍したファイルをVirtuaWinのmodulesディレクトリに入れる
- VirtuaWinを再起動もしくはConfig画面でreloadする
で大丈夫なはずです。1)
モジュールの設定は、こちらから行うことになります。
各モジュールはここから最新版をダウンロードして下さい。
AutoSwitcher
各デスクトップを自動的に巡回させます。
ユーザが「停止」のアクションを起こすまで、指定した間隔で順に切り替わっていきます。
店頭デモなどで便利な機能でしょうか。
Cool Desktop Switcher
タスクトレイに設定した数のデスクトップを表示し、マウスクリックでダイレクトに遷移することを可能にします。

SL Desktop Nameと併せて使うことで、画像のようにデスクトップ名をツールチップ表示することも可能です。
使い始めた当初は自分も入れていましたが、あまり使う機会が無いのと、クリックしていない数字が「使っていないアイコン」として自動的に隠されてしまう(|1|2|4|6|みたいになる)ので、外してしまいました。
SL Desktop Name
デスクトップを切り替えた際に、デスクトップ上に事前に付けておいた名前を表示します。
設定した名前は、Cool Desktop Switcher上でも表示されます。
非常にcoolな機能なのですが、Windows上での動作に若干の問題があるらしいことと、後から出たSmart CoolNameの方が表示のされ方が好みだったこともあり、そちらを利用しています。
Smart CoolName
SL Desktop Nameとほぼ同様の機能ですが、テキストの背景を透過できるなど若干高機能になっています。
“Mail”、”Internet”、”Eclipse”など、自分が決めている用途に応じて各デスクトップに名前をつけていきましょう。
Windowsのみで動作します。
SwitchDesk
デスクトップ毎に異なった壁紙を設定できるようになります。
インストール後に通常の手順で各デスクトップ上の壁紙を変えるだけなので、導入も非常に簡単です。
その仕組み上、大抵の一般の壁紙チェンジャーとは相容れませんので注意して下さい。
SwitchPling
デスクトップの切り替え時にwavファイルで効果音を鳴らします。
上下左右の移動方向によって異なった音を出すことも可能。
VBackdrop
Windowsディレクトリにデスクトップ番号のbmpファイルを置くことで切り替えを実現する、壁紙切り替えツールです。
VirtuaWinリリース当初はシンプルに設定できる貴重なプラグインでしたが、現在はよりインタラクティブに設定を行えるSwitchDeskがあるので、そちらを利用したほうが良いでしょう。
VirtuaSam
Samurize愛用者には、嬉しいプラグインでしょう。
Windowsの味気無いデスクトップを様々にカスタマイズするSamurizeは、一部に非常にコアなファンを持っています。
このモジュールは、Samurize上にVirtuaWinの機能を配置できるようにしてくれます。
詳しくはVirtuaSamのページを直接参照して下さい。
VirtuaWin Switcher
デスクトップ切り替え用のパネル2)を表示します。

上下左右に加えて斜め方向の移動も可能にし、デスクトップ番号も表示してくれます。
パネルの移動や、常に手前に表示するかどうかの切り替えも簡単に行えるようになっているので、これを邪魔に感じずにマウスで操作する機会の多い人は、便利かもしれません。
VWAssigner
現在アクティブなウィンドウを、ひとつ前/次のデスクトップへ移動させるホットキーを設定できます。
移動させると同時にアクティブなデスクトップを移すかどうかも設定出来、ちょっとした機能ですが非常に重宝します。
VWDeskStart
各デスクトップ毎に必ず起動させるアプリケーションが決まっている場合、これを設定しておけば自動的にデスクトップに併せたソフトウェアを起動してくれます。
例えば3番目のデスクトップを”Browsing”としている場合、いつもそこでFirefoxを開くと決めているかもしれません。VWDeskStartでデスクトップ3にFirefoxを設定しておけば、はじめてデスクトップ3に移動した際に自動的に起動されるようになります。
アイディアは非常に良いのですが、利用には幾つか注意が必要です。
まず、そのデスクトップに移ってから初めてアプリケーションの起動がかかりますが、それが立ち上がるのをデスクトップ上で待つ必要があります。
待ちきれずに他のデスクトップへ動いてしまえば、起動した時にアクティブになっていたデスクトップにアサインされてしまいます。
また、何かの拍子にVirtuaWinを再起動した場合、VWDeskStartは登録されたアプリケーションを再度起動してしまいます。
決まったデスクトップ上に一気にアプリケーションを起動するならば、VWRunを使った方が良いかもしれません。
VWDesktopIcons
デスクトップ毎に、デスクトップ上のアイコンの表示/非表示や並べる位置を変えることができるようになります。
デスクトップアイコンをランチャー代わりに使っている人にとっては、かなり便利な機能だと思います。
デスクトップアイコンを「自動整列」などにしていると機能しない3)ので、注意が必要です。
vwPager
各デスクトップ上にアサインされているウィンドウを表示します。

デスクトップの切り替え、各デスクトップのウィンドウ配置状況の表示に加え、他のデスクトップのウィンドウに直接アクセスしたり、スティッキー設定をするなど多彩な機能を持ちます。
vwPager自体は自動的に画面から消えるので、普段は邪魔になることも無いでしょう。
作者はsDesk4))を愛用していて、sDeskにあってVirtuaWinに無い機能を埋めるために作ったとか。
非常に直観的でわかりやすいのですが、残念ながら自分のマルチディスプレイ環境では表示がおかしなことになってしまいます。
VWRun
実際のところ、これはプラグイン・モジュールではなく別アプリケーションになります。
コマンドラインからデスクトップを切り替えたり、デスクトップを指定してアプリケーションを起動したりできます。
スタートアップで自分のいつもの環境を作ったりするのに良いでしょう。
VWTimeTracker
各デスクトップで、どのくらいの時間を過ごしたのか測ってくれます。
スクリーンセイバーが起動した場合は、計測を止める機能も付いています。
面白いですが、今ひとつ使い道がわかりません。
Win32WM
UNIXのウィンドウマネージャでよくあるような機能を追加実装します。
VirtuaWinのモジュールとして機能させられますが、単体のアプリケーションとしても使えます。
以下に、簡単に各機能の説明をしておきます。
Maximize vertically
ウィンドウを縦方向にだけ最大化します。
最大化状態で同じ操作をすると、元のサイズに戻ります。
デフォルトのキー設定はWin+V。
Maximize horizontally
ウィンドウを横方向にだけ最大化します。
最大化状態で同じ操作をすると、元のサイズに戻ります。
デフォルトのキー設定はWin+H。
Maxize window
ウィンドウを最大化します。 最大化状態で同じ操作をすると、元のサイズに戻ります。
デフォルトのキー設定はWin+X。
初期設定では有効になっていません。
Minimize window
ウィンドウを最小化します。
デフォルトのキー設定はWin+Z
初期設定では有効になっていません。
Background window
ウィンドウを背面に移動させます。
現在操作中のウィンドウが他のウィンドウの後ろに回りますが、フォーカスはそのウィンドウが持ったままになります。
これは例えば文書を書いている時に他のウィンドウを参照しながら行いたい場合などに便利で、今この瞬間も自分もこの機能を用いて、Win32WMのReadMe.txtを前面に出して見ながら、背面に回ったブラウザでこのテキストを書いています。
更には「常に最前面に常駐」しているウィンドウが邪魔になった場合にも後ろにやることができます。
自分がこのアプリケーションを使っている最大の理由ともいえる非常に便利な機能なのですが、残念な点が2つ。
まず、初期設定で割り振られているWin+Bのホットキーが、ウィンドウズが持っているタスクトレイにフォーカスを移す機能とバッティングしてしまっています。
これによって、殆どの人が、このモジュールを入れると同時にエラーメッセージに直面してしまうでしょう。
(初期状態でこの機能は無効になっていますが、それでもエラーメッセージは表示されます)
自分は、仕方が無いのでWin+Gに割り振って使用しています。
もう1つは、この機能を使っているとウィンドウの階層が若干不安定になることです。
フォーカスを当てても前面に来なかったり、最小化から戻そうとしても1度の操作ではスムーズに行かなかったりといったことが、しばしば起こります。
それでも便利なので利用していますが、やはりこういった機能は本来、OSでネイティブに実装して欲しいところです。
Alt-drag
これも便利な機能です。
通常であればタイトルバーをドラッグしなければウィンドウを移動することは出来ませんが、Altを押しながらであればWindowのどこでもドラッグできるようになります。
Alt-resize
前述のAlt-dragに似ており、Altを押しながらマウスの右ドラッグでウィンドウズのどこをドラッグしてもサイズ変更が出来るようになります。
例えばウィンドウの中心よりも、右下あたりの空間(どこでも大丈夫です)を右ドラッグすると、右下のコーナーをドラッグしたのと同様の操作が可能になります。
初期設定では無効になっています。
Alt-background
前述のBackground windowの動作をAlt+マウスのミドルボタンで実装します。
初期設定では無効になっています。
MDI window handling
よくわかりません。
OperaのようなMDIアプリケーションで、Alt-dragの機能が子ウィンドウにも使えるようになる…ようなのですが、自分が手元のExcelで試す限りは、特に動作が変わっている感じはありません。
もう1つ記述のあるsnap機能についても同様で、動作に変化が起きていることがわかりませんでした。
どなたかわかる人がいたら教えてください。
Always resize in both directions
Alt-resizeの機能は前述した通り、ウィンドウの中心を元に上下左右に斜めを加えた8方向の位置によって、横方向のみ/縦方向のみ/縦横両方のサイズ変更動作が決まります。
このオプションを有効にしておくと、ウィンドウのどこを選択しても縦横両方のサイズ変更が可能になります。
これを有効にすることにより、ウィンドウが4分割されて、それぞれの隅のサイズ変更の動作をトレースするようになると言っても良いでしょう。
Snap to desktop edge
Alt-dragの機能でウィンドウを動かす際に、デスクトップの端でピタッとエッヂが合うようになります。(わかるでしょうか?)
この数値が端に吸い寄せる力の及ぶピクセル数になりますので、試してみたい方は一度100くらいに設定してみてください。
すぐに動作が掴めると思います。
WVP
コマンドラインからデスクトップの操作を可能にします。
指定デスクトップへの移動、デスクトップへ全てのアプリケーションを集める、相対的に次/前のデスクトップへ切り替えなどの操作を行うことができます。
概ねは、後発のVWRunで実装されている機能です。